うさにゃん日記

最後の日々

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ヘンリーと名づけた雄猫を、家の近くで見かけたのは、
もう、2年近く前ではなかっただろうか。
見た時から、病気でひどい状態だった。
おそらく口内炎なのか、よだれが止らない様子だったし、
もちろん、毛づくろいができないから、薄汚れた感じであった。
なんとか保護できないか…、
トライはしたものの、結局つかまらず、
どんどん悪化する病状を見ているだけだった。

ここ1、2週間は、もう、ほとんど何も食べられなかった。
何日か姿を見せないので、
あぁ、どこかで旅立ってしまったんだろうな、と思っていた。

それが、2、3日前に姿を見せ、
私が家と寺の建物を行ったり来たりすると、
何故か私の後をついてくるのである。
もちろん、そんなことは、かつてないことだった。

だから、昨日の夕方、なんとか無理矢理保護しようとしたのだが…
やはり、すさまじい抵抗をされて、できなかった。
それでも、やはり、後をついてくる。

それで、
ねこ小屋の裏の、かつてお風呂だった建物(ねこの用品ストックや保護猫の隔離に使っている)の前へ行き、扉を開けて、敷居を軽くたたいて、
「ねぇ、ここに、ずっと居ていいから。誰も何もしないし。いたいだけ居ていいから、来ない?ね?」
と顔を見て言い聞かせたら、
ひょい、とけっこう高い入り口にジャンプして入ったのである。

今日、お医者さんへ、とも思ったけれど、
もう、体の内部から悪臭がただよっている状態だし、
昨日よりずいぶん気温が下がったとはいえ、寒くはないはずの温度なのに、震えているから、
もう、やめた。
私が若い頃使っていた大判のマフラーを敷いてやろうとしたら、シャア、とすごい勢いで威嚇した。

でも、昨日から降った雨でさがった気温に震えることも、雨に濡れることも、誰に脅されることもない。
それだけでも、ヘンリーにとっては、何年もなかった環境だろう。

だから、(もちろん、異論があることは知っているけれど)もう、旅立つ日まで、
食べられるものがあったら食べてね、と見守るしかないと思っている。

※ヘンリーという名は、「とてもヘンな顔」だったから。その上、アメショーのうずまき模様が奇妙な感じで入っていて、とにかくヘンだよね…ということで、ヘンリーとなったのである。でも、夫などは、なかなか味わい深い顔だよね、と言っていた。
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by kishibojinn | 2011-05-23 11:06 | ねこ
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