うさにゃん日記

ヘンリー最後の日々

ヘンリーを保護したのが、6月6日(水)。
獣医さんへ連れていったところ、
思ったとおりの診断結果。
白血病とエイズのダブルキャリア。
白血病は確実に発症している。
肝臓の機能が低下、腎臓の機能も低下。
ひどい貧血。
頭のかいせんは、レボリューション投与で良くなるが、あとは…なおすことはできない。
おきてやぶりではあるけれど、ステロイドを投与して、口内炎が改善すれば、食べられるようになるかもしれない。ただ、劇的に症状が悪化する可能性もある。
三か月のちに死んでしまっても、全然不思議ではない、と暗に「夏は越せない」宣言のおまけつきであった。

もう、いい。
がんばるのはやめよう、ヘンリー。
食べられるものがあれば、食べて、苦しみから解放される日を迎えよう。

とまぁ、そうは思ったものの、正直言って、寝床やトイレをできるだけ清潔にしたり、やわらかくしたごはんを一日三度運ぶほかに、何もしない、というのは、しんどかった。
それでも、1週間はガツガツ、といった感じでごはんを入れたおわんに首をつっこんで食べた。
でも、突然、といった感じで、食べられなくなった。
野良猫が食べないのは、もう、最期が近い…。
わかっていたけれど、その日はあっという間に来た。

6月17日(日)午前10時過ぎ。
朝ごはんを持って行ったら、失禁して、寝床がグショグショ。
体内にあった水分、すべてが出てしまった感じの濡れ方である。
あわてて、ヘンリーをタオルに包んで寝床からどけ、濡れた敷物を換え、ペットシーツも新しいものにした。清潔にして寝かせると、なんだか、いきんでいる様子。また、少量の尿と便をしたので、ペットシーツを換えて寝かせる。
この時点で、大きくひとつ、息をついたのを見て、あぁ、もうすぐだと感じた。
どう言えば良いのだろう。
瞳が妙に輝いているヘンリーは、ボロボロなのに、なぜか美しく、愛おしかった。
「がんばったねぇ。もう、がんばらなくてもいいんだよ」と声をかけ、他の猫たちのごはんの世話をやり行き、1時間もしないうちに様子を見に戻った。

午前11時過ぎ。
ヘンリーを隔離している部屋の扉を開けて目に入ったのは、
トイレにはまってこときれ、既に硬直したヘンリーの姿だった。
ヘンリー! ヘンリー! ヘンリー!
泣きながら、なでた。
「本当に、がんばったよねぇ。今度生まれてくる時は幸せに生まれてくるんだよ」
そう言うしかなかった。

おとむらいをしてから、市民霊園の動物火葬に持っていくと、
ちょうど火葬中で、あっと言う間に、炉に入れられてしまった。

保護して僅か、12日。
雨や風が当たらない場所で、ゆっくりしていられた。
ごはんを求めてさまようことも、寝場所を求めてさまようこともなかった。
かいせんやノミのかゆみも、少しはおさまったかもしれない。
ほんの少しの時間でも、うちへ来て良かった?

死ぬほんの一時間前の写真。撮ろうと思ったけど、撮れなかった。
見えているのか、見えてないのか、じっと、私を見つめる瞳がせつなくて。
思い出すと涙が止まらない。

今はもう、肉体の苦しみから解き放たれて、思い切り走っている?
ヘンリー。
忘れないからね。
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by kishibojinn | 2012-06-19 19:12 | ねこ
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