うさにゃん日記

カテゴリ:その他( 70 )

「比叡山と東海の至宝」展

昨日、塾のお迎えまで3時間ほど体があいた(仕事をさぼった、とも言う)ので、
名古屋市博物館で「比叡山と東海の至宝」展を見た。

いつも思うのだが・・・
仏像というのは、美術館や博物館で見ると単なる「オブジェ」になってしまうので寂しい。
オーラ半減、といったところだろうか。
純粋に造形物として見ると、よほどのものでないと、心に残らない。
また、照明は限りなく暗くなけれれば、これまた、オーラが減る。
それほどに、仏像というのは、寺のという場を離れると、生きてこないと思う。

今回心に残ったのは、ふたつ。
ひとつは、
尾張藩初代藩主徳川義直が名古屋東照宮へ奉納した太刀の、
拵(こしらえ)である。
さすがに藩主の奉納品、というので、もう、卒倒しそうにすばらしい細工である。
使ってある裂(きれ)といい、紐といい、象嵌の細工の細かさといい、刀の鞘の蒔絵といい・・・もうただただ、圧倒された。
この、職人の心と技術は今、絶えていくしかない。
刀は既に日用品ではないし、「命がけの仕事」(レトリックではなく)も存在しない。
神仏への深い敬愛も、もう、根絶やしになっていこうとしている今、技術の底にある志もない。
私は、太刀のすばらしさは、正直言ってよくわからない。
でも、この拵のすごさは、見ていてあきなかった。眼福、とはこのことである。

もうひとつは、
曾我蕭白(そがしょうはく)の絵画である。
杉戸に描かれた獏(ばく)の「獏図杉戸」(松坂市 朝田寺蔵)と、「唐獅子図」」(松坂市 朝田寺蔵)二幅。
両方とも、すごい迫力だった。
曾我蕭白(1730~1781)という画家の作品を見たのは初めてだが、渾身の力をこめてかかれたこの大きな作品に、圧倒された。

それから、これは美術品とは関係のないところでだが、
「加州応対諸事留」という写本が、非常におもしろかった。
荒子出身の加賀100万石の、前田家。荒子にある観音寺は、その歴史によって、加賀藩で富士権現と観音寺の守り札を配って(早い話が売って)、その初穂料で堂社を修復したいと願い出た。『加州応対諸事留』は、前田家との関係を証明する過去帳や位牌を証拠にあげて、加賀まで使いを出して許可を願ったが、許可は得られず、旅費宿泊料として白銀を下されて帰国・・・という経緯が書かれている写本らしいのだが、
注目すべきは、写真のない頃のことだから、どうやって封筒の表書きを書いたか、とかその封の結び方とか、すごくこと細かに書いた図があって、いってみればアンチョコとして大切に記録されていたのがよくわかることである。
いや、身につまされる、というか・・・。
うちも、奉書紙をどうやっており畳んで、どうひもをかけ結んで、どう表書きして・・・とアンチョコ(寺院関係のものがあります)片手に作りますからねぇ。
ちなみに、「お車代」にあたるのは、「車駕(しゃが)料」。
車駕(しゃが)? フン、何が「高貴な人の乗り物」じゃ、と思ってはダメ。
有職故実って、こういうもんです。赤穂の殿様が有職故実指南役の吉良さんのイビリに耐えかねて・・・というのも、有職故実って、要するに知っているか、知らないか、それだけのことで、経験値の問題なんですね。知らなければアウト。
ということで、この手の記録類がどれほどたいせつに扱われたか身に沁みてよくわかるので、非常におもしろく、できれば手にとって読んでみたい写本だった。

むしろ仏像以外のものに魅かれた今回の展覧会だったが、秘仏も多く展示されていて、ものすごく興味深く、楽しかった。
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by kishibojinn | 2006-11-12 19:53 | その他

ようやく呼吸が・・・

先週から「いつ入院か」とハラハラしていた息子の喘息。
ようやく、昨日から呼吸が楽になって、昨夜は寝ている時の陥没呼吸(呼吸困難)がみられなくなりました。
これで、もう少し、内科と耳鼻科で治療して自宅で安静にすれば、入院しなくても大丈夫だと思います。
あ~、本当に良かった・・・。
と油断してはいけないですね。
気をつけて過ごします。
心配をかけてしまった方々、すみません。
でも、暖かな言葉で本当に励まされました。
ありがとうございました。
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by kishibojinn | 2006-10-31 08:41 | その他

今度は息子が・・・

ここのところ、父の具合が~、私の腰が~、と騒いでましたが・・・今度は息子です。
今週になって、やたら鼻水をたらしているので、危ないなぁ、と見ていました。そして、私が湖東三山ツアーから帰宅すると、なんとなく、鼻声がひどくなっていて「これは、いけないなぁ」と思っていました。
でも、昨日(27日)、喘息が出ていたので学校を休ませ内科を受診したのにもかかわらず、夜、かなりひどい発作を起こしてしまったのです。
4年ぶりに陥没呼吸(呼吸困難を起こしている状態)を見てしまいました。
明け方、救急外来に行き、治療をして、なんとか喘鳴はおさまったので、内科へ寄って帰宅しましたが・・・まだまだ事態は楽観できません。
昨日は徹夜だったので、疲れました。
今日もまた、眠れないかも・・・。
これって、弱り目にたたり目というヤツ?
土曜、日曜に予定していた、息子の学校見学や体験授業もみな、キャンセル。
せめて、入院にならなければいいのだけれど・・・。
入院はイヤだ!(ま、本人が一番イヤだろうとは思う)
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by kishibojinn | 2006-10-28 17:36 | その他

転倒

今日、父がホームドクターの玄関でよろめき、転倒した。
転倒した父がまともに当たった玄関の一枚ガラスは、粉々になってしまった。
幸い、近くに誰もいなかったので良かった・・・。
父にも怪我はなかったが、父の背広と内側に来ていたシャツが切れてしまった。
う~ん、こんな有り様では、病院さえ一人では行けない。
付き添う母や私は、けっこうシンドイ。
まぁ、「誰でも行く道」だから仕方がないと思いつつ、悲しい気持ちになった。
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by kishibojinn | 2006-10-20 22:31 | その他

あわや・・・火事

今日は、息子が塾でお弁当を食べる日(9時まで授業なので)。
というわけで、準備を始めていた。
でも、そういえば、石屋さんにお茶の準備もしなければ・・・。
と、点けてたガスの火2箇所を消して、仏殿のお水屋へ行った。

帰ってくると、なんだか、こげ臭い。
あれ~?
見ると、ガスグリルの煙噴出し口から、火がボーボーに出ていて、
私の弟と私の友人が2人で消火活動の真っ最中。
水をガンガン注ぎ入れて、ものすごい煙が出た・・・
と思ったら、煙探知機が作動して、「火災が発生しました」とアラームが鳴る。
もちろん、間髪をいれず、という感じで警備会社から電話。
「すみません・・・お魚こがして、煙ボーボーになってしまって」とあやまる私。

確かに火を消したはずなのに、と私は呆然としてしまった。
冷静な2人のおかげで、壁がススまみれになったぐらいですんだが、悪ければ、立派に火事となっていただろう。
若年性アルツハイマー? と落ち込んでしまった。
「あ、忘れていた」ではなくて、「確かに消していたはずなのに(現実には消えてなかった)」というところが、危ない。
いろいろなことを同時進行でやっているとありがちなことではあるけれど、やはり、もっと確実に確認しなければ・・・と思った。(反省・・・)
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by kishibojinn | 2006-10-16 23:26 | その他

心臓 バクバク

朝、5時30分過ぎ。
いきなり
「緊急事態が発生しました」 ブー(アラーム音)
「緊急事態が発生しました」 ブー(アラーム音)
という大音響で目覚める。
でも、防犯アラームはセットしていないのに、何故?
通報パネルを見ると、
「ドクター 救急」が赤く点灯。
それって、うちじゃない!
隣の家! 父に緊急事態が?
と思うまもなく、警備会社から「どうしましたか?」と電話。
「隣の家の様子を見てきますので、もう一度電話ください」と言って、
父母の家へ行くと、電気がついているし、これは、大変な事態が?
覚悟して居間へ駆け込むと、
母がぼ~っとした顔で「何かあったの?」と言う。
「緊急アラームが鳴っているのよ」
「え?」と驚く母。
父に、「何かしたの?」と尋ねるが、父は「いや・・・」と言う。
ペンダント型通報装置を父母に持たせているのだが、どうもそれを押してしまったようだ。

朝早くから心臓バクバク。
情けないけど、手は震えてしまうし・・・正直言って、怖かった・・・。
思わず、救命救急法の記憶を反芻していたぐらい。

一日のエネルギーの大部分を使い果たした出来事だった。
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by kishibojinn | 2006-10-12 11:44 | その他

疲れた・・・

朝、7時ごろ。
私はまだパジャマでぼ~っとしていた。
母親が家でくつろいでいたチャトランを「これから出かけるから」とうちへ抱きかかえて来た。
そして、父親の具合が悪い、という。
様子を聞くと、それはまずい、もしかしたら脳卒中かもしれないじゃないか、という症状。
あわてて、近所のかかりつけ医に電話して、日赤病院の救急外来へ走る。
受付は、「もう外来の診察時間ですし~」と消極的だったが、「脳卒中かもしれない」とおどして行く。
病院に到着したのは8時30分前だったが、それから、いろいろ検査をして・・・結局、終了したのは午後1時30分過ぎ。
疲れた・・・。
結局、原因が特定できず、(相変わらず、肝機能低下は血液検査で明らかになったが)親子でフラフラになって帰宅。
今日は、実家の幼稚園で大きな行事の日だったので、誰も動けなくて私の出番となったが、本当に精神的に疲れた一日だった。
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by kishibojinn | 2006-10-10 19:26 | その他

初めてのネットオークション

生まれて初めて、ネットオークションをしてみた。
色無地の着物(もちろん、中古)を3500円で落としたのである。送料は別だったし、シミがあるということだったので、クリーニングはしなくちゃならないはずだったが、まぁ良いお買い物かなぁ、と思った。
思ったのだが・・・、
告知されていない、何か文房具によるインク汚れが見つかった。それも、えりのすぐ横なので、もう、どうしようもなく目立つ場所。これでは、残念ながら着られない。
でも、とても気に入った色目なので、生地を使って何かを作ろう、と思った。
クレームをつけたら、すごく丁寧な返事があったし、とにかくとても気に入った色目なので、何か作ればそれでいい、と思った。
これって・・・やはり、安物買いのなんとやら、ってやつなんでしょう・・・ね。
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by kishibojinn | 2006-10-06 23:19 | その他

破壊されたもの

江戸時代のお厨子
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中央の留め金の細工をはじめ、金具の造作がすばらしい。
また、色褪せてはいるが、上部の彫りの巧みさにも惹きつけられる。
漆黒のお厨子が、長い年月を経て、茶色様に変色してきているが、それもまた、味わい深い。

修理から帰って扉を開けたら・・・
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何日か前、お厨子と大日如来さまが、修理から帰ってきた。
「こうなりました」と
お厨子の扉が開かれた時・・・
私は一瞬、口がきけなかった。
確かに、
破損していた箇所は完璧に修理されていた。
最高級の金箔が貼られ、美しく燦然と輝いていた(2枚目の写真参照)。

けれども、私が望んでいたのは、こういう状態ではなかった。
江戸時代、それも五代綱吉の時代の彩色が鮮やかではなくとも、残っていた台座の部分が、すべて、金箔でくるまれ、彩色されていた姿が失われていた。細工のラインも金箔をかぶせたことで、すっかり失われてしまっていた。
「彩色された部分はそのままにしてください」
そう伝えたはずだったが、傷んだ台座の部分のかすかな彩色部分は、それに含まれない、と考えられたらしい。
はずれている部分をはずれないようにするだけ・・・ぐらいに考えていた私は、すっかり変ってしまった有様にただもう、落ち込むだけだった。

柱の部分など、精緻な彩色箇所がとりあえず、無傷で残った( 3枚目の写真参照)。
それをみれば、台座の部分の獅子などの彩色がどれほど精緻なものだったか、想像してもらえるかもしれない・・・。
とにかく、すばらしい彫りと彩色だったのである。

まさかこんなふうになるとは考えていなかったので、
写真すらきちんと撮っていなかった。
昔なら、死罪になるぐらいのことを、私はしてしまったのである。

千年も経てば・・・金箔もはがれてくることもあるかもしれない。彩色部分は、千年の眠りについたのだ・・・と思うしかない。
もとの状態に戻すことなど、できないのだから。

直してくださった職人さんは、傷んできているお厨子の状態から考えて、金箔を貼れば100年は楽に保つ状態になる、と考えてしてくださったのである。
ねずみに齧られた部分や、欠けた部分、なくなってしまった台座の獅子まで完全に補充した上での仕事に、あれこれ文句を言う気持ちにはとうていなれない。
あくまで、私が「現状保持が第一」と強くお願いしなかったのが悪かったのである。
まかせた側の責任が一番大きい。
破壊されてしまったものの大きさに、立ち尽くしているような状態である。
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by kishibojinn | 2006-09-01 12:33 | その他

お土産

息子が志賀高原の合宿から帰って来た。
すごく楽しかったようだ。
でも、大きな袋を抱えていたので・・・不思議に思ったら・・・。
いろいろなこと(たとえば、トレッキング)に挑戦してポイントを獲得して、自分が属していたグループ3人が1位になった賞品だという。

これが賞品
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これ全部が賞品?
たぶん、買ったら5000円以上すると思うんですけど・・・。
小学生にこんなに賞品出さなくても、と思う私は、やはりビンボーなんだろうか?
それとも、時代遅れ?

ちなみに、書き出すと、

        ・りんごパイ (12個入り)       1箱
        ・ミルククッキー(20枚入り)      1箱
        ・ブルーベリージャム          1瓶
        ・木いちごの紅茶             1缶
        ・半生そば (3人前)           2パック
        ・野沢菜漬け (500g)         1箱
        ・信州限定 巨大りんごガム      1枚
        ・いなご佃煮 (90g)           1箱
        ・ハローキティ タオル          1枚
        ・ムシキング 絵替わりノート      1冊
        ・おこじょ マスコット ストライプ    1個

11種類のものが詰め込まれていた。
やはり、私には、理解できない多さであった。
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by kishibojinn | 2006-08-30 01:21 | その他



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