吉次郎 今昔
①やって来た頃
ぶちを探していたら、間違えて保護されたのが、吉次郎(通称 きち)。 「この子でしょう?」 と渡されたダンボールの中に、3ヶ月ぐらいのきちが入っていた。 成猫だったら、たぶん、 「ごめんなさい、違っていました」 と放してしまっただろうと思う。 でも、子猫を冬に向かいつつある外へ捨てることが、私にはどうしてもできなかった。 「私ってバカ~」と言いつつ、その足で獣医さんへ行って、健康診断をしてもらった。 獣医さんも呆れただろうと思う。 耳ダニがいたため、隔離して飼い始める。 この写真は、耳ダニ退治も終わって、ネコ小屋で暮らし始めた頃のものである。 ②ぶちと並んで 「きち」は、「ぶち」のことを、初めて見たときから、好きだった。 お医者さんの帰りに逃走し、迷って、無事、奇跡の生還を果たした「ぶち」は、感染症などの心配がなくなるまで、隔離部屋のケージにいた。その隔離部屋にいたのが、「きち」。 「ぶち」が隔離部屋に入ってから以降は、「きち」は不安から鳴き叫ぶ、ということもなくなり、ネコ小屋へも「ぶち」と一緒に入ったから、全然不安がなかったようだ。 この写真の頃は、「ぶち」と並ぶとまだまだ小さかった。 ③いたずらっ子 「きち」は落ち着きがない。 それほど広くないネコ小屋を全速力で走り回ったりする。 体当たりして、にゃんこタワーの柱を折った。 すぐに、物をかじってボロボロにする。 冬の間、「きち」のケージの中のダンボールに衣類を入れたり、カイロを入れたりしたら、衣類は食べられ、カイロはバラバラにされ・・・ととにかく病院行きになりそうな事態となったので、結局、何も入れてもらえなくなった。 今は、先住猫たちに遊んでもらいたくて、タックルしては叱られ、嫌われている。 ④大きくなったね 最近、もう他の子と比べても、それほど差がなくなっている。 でも、気持ちが幼くて、やんちゃで、あまり良いところはないかもしれない。 ネコ小屋で一番上背のある、「ボン」ちゃんと一緒に。
by kishibojinn
| 2006-05-17 22:13
| ねこ
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