うさにゃん日記

消されてしまった命

今日、道路を隔てた場所にある、県営住宅の桜の大木が
無残に引き倒された。

今年の4月にこういう計画があるのですよ、と通知された時、
あの美しい桜が抹殺されてしまうことを初めて知った。
立替えがあることは知っていたが、
あれほど見事な桜を切り倒す、ということなど、
私の常識では想像できなかったのだからお粗末な話だ。

「愛・地球博」だの、「地球に優しく」だの
いくらスローガンだけ唱えたところで、
こんなことをするようではお話にならない。

実は、出入りの造園業の人に、接ぎ木できないか、相談していた。
今年の新芽の状態からいって、6月10日以降でなければ接木できない、
ということだったので、連休明けの今日にでも、
「その日まで、桜を生かしてほしい」と相談する予定だった。

けれども、連休明けの今日。
大きな重機がやって来て、桜の木を引き裂き、やがて引き倒した。
そして、桜は「ゴミ」として処理されてしまった。
何十年も生き続けて、今年の春も見事な花を咲かせていたのに・・・。
ただただ悲しい。

スクールバスに乗るばかりだった幼稚園児たちの目の前で、
すさまじい音と共に、殺されてしまった桜。
下校帰りの小学生の女の子が、
「どうして、小さい子が騒いでいるの?」と私の夫に尋ねたという。
夫が、「倒されているのが生き物だって、わかるんだよ」と言うと、
「小さな子でもわかるんだね。・・・私も悲しい。今夜、きっと桜のおばけが出るよ」
と言って立ち去っていったという。

子どもの方が、余程まともな感覚ではないだろうか。
せめて、接ぎ木してみよう、ということを誰一人、考えなかったのだろうか。
接ぎ木しても、成功する確率は2~3パーセントだというけれど、
せめてそのぐらい、どうして誰も考えなかったのだろうか。

1年前に桜を切り倒すことを知っていたら、私が頼んで接ぎ木を試みたのに・・・
そう思うと、とても自分が情けない。

今年の春、精一杯の力で咲いていた桜。
b0075229_21115820.jpg

この桜の横にもう一本並んで桜があり、2本の桜が1本ずつ満開になっていく様子は
ものすごく美しかった。
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by kishibojinn | 2007-05-07 21:12 | 自然
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