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うさにゃん日記

動物にどうかかわるか・・・

今日、女王チャトランが夕方帰宅すると、
明らかに、左眼に異常があり、涙目でシパシパしていたので、
あわてて獣医さんへ行く。

昨日は、夕方、きちが、
ハトを生きながらむしっていたので、
背中が半分ぐらい赤剥け状態のハトを獣医さんへ持ち込んだし、
(結局、朝、死亡したと連絡があった)
ひろいがいなくなったというのに、
やはり、獣医さん通いはやめられない。

さて、これは昨日の夕刻の話。
獣医さんへ行くと、先客がいた。
黒のラブちゃん。
80に手が届きそうなおじいさんと、おばあさんが飼い主。
何の訓練もされていないようなラブちゃんは、
おばあさんを引き倒しそうだ。
ただ、乳房の状態から、出産したとしか思えないので、
「いくつですか?」
と尋ねると、6歳だということ。
「1回はお産させたかったから、させたけど、(産まれたのが)男の子ばかり3匹で、
走り回って大変。」とおばあさんは、嬉しそうに話している。
それは、まぁ、その子たちは里子に出すのかもしれないけれど、
(あるいは、繁殖してお金儲けするつもりなんだろうか?)
仮に一匹でも残ったら、ラブ2頭を飼える環境があるんだろうか?
だいたい、雑種だったら、そうそう簡単に里親さんが見つかるものなのだろうか?
それに、二人の年齢からして、あと何年も経たないうちに、
自分たちが世話できなくなったら、どうするんだろう?
まぁ、人の家の犬のことだし、
はっきり言って、80近い人たちが、人の話をきくとも思えない。
自分の犬が待合室でジャージャーおしっこをしてしまっても、
「あ~、おしっこをしちゃったわね~」と笑っているだけで、
何もしようとしない。
おしっこをふんでしまわないように、私がリードを保持していたぐらいなのだ。
獣医さんに連れてきただけでも、よし、とすべきかもしれない。
どういう場合も、
動物の運命というのは、飼い主がいれば、その飼い主次第。
そういうことなんだが・・・。


そして、これは今日の話。
里親募集の記事が貼ってあり、
詳細は書いていないが、
ノラ猫の子4匹の里親募集をしている、ということが写真入りで張り出してある。
里親が見つからないと、親猫共に保健所へ行かなければならない、とあり、
前回も4匹里親探しでお世話になった、とも書いてある。
連絡先が3人くらいある、というのも、
これはそのノラかーさんの生活場所の近所の人が募集しているということなんだろうか。
でも、
「前回も」
ということは、前回出産したノラちゃんがいると知りながら、放置していたわけなのかしら?
健康状態に関してまったく情報が載っていないのは、何故?
電話番号が掲載されていたから、質問すれば答えてくれるのかもしれないけれど、
もし誰もこのノラかーさんと子どもたちを保護していないとしたら、
この人たちは、どういうつもりでこういうビラを貼っているのだろう。
「かわいそうだから、何とかしたい。でも、自分たちは飼えないから、誰か飼って」
という気持ちはものすごく理解できる。
でも、保護して最低1ヶ月は、どんな病気があるか調べ、寄生虫を駆除するぐらいはしないと、
単独飼いならともかく、多頭飼いだと大変な事態を引き起こしかねない。
簡単な寄生虫ぐらいならともかく、しつこい皮膚病や、感染する恐れのあるウィルスを持っている子を受け入れた場合の、先方の迷惑なんて、全然考えてもいないのだと思う。
単に拾って、誰かなんとかしてほしい・・・
というのは、大人のすることではない、と私は思う。
自分で責任が取れないような保護って、なんだろう?
自分で保護できないなら、保護してくれる人を探し、全費用を自分が持つ。
そのぐらいの覚悟もなく、
右から左へ保護した子を動かすだけなら、子どもでもできる。
でも、そうした結果、パルボウィルスをまきちらすようなことになったり、
先住の子に、決して治癒できない疾患をうつしてしまったりとしたら、どうなんだろう。
実際、著名な「猫の保護活動を個人でやっている」という人なども、パルボの子をあちらこちらに里子に出したり、預かった人のところに、重大な疾患を持つ子を放置する、という問題を引き起こしている。

かわいそうだ、なんとかしたい。
でも、どうしても自分が保護できないなら・・・?
保護してもらう人も見つからないなら・・・?
その時は、どんなにかわいそうでも、見殺しにするしかない。
そして、一生、その子のことを考えながら、
もし保護できる状態になったら、保護するとか、
保護ねこの世話をしている人にフードなどを差し入れするとか、
自分のできることをする。
今の私はそう思っている。

個人の家で、猫や犬などの動物が何十匹にも増えてしまったら、
それは結局、「多頭飼い崩壊」を産み出すだけ。
個人で保護をするなら、自分の経済的、労力的な力をよく見極める。
それは、絶対必要だと思う。

ただ・・・
そうは言っても、心情的には、里親が見つかってほしい、と思う。
もし、私が保護できるものなら、と思う。
不幸な子たちは、あまりに多い。
良い飼い主にめぐりあえる子は、実は、ジャンボ宝くじで一等を当てたぐらい、幸運なのだ。
by kishibojinn | 2007-09-22 23:33 | 動物いろいろ
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by kishibojinn